フェラーリ 308 WEBER DCNF オーバーホール
Ferrari 308 WEBER DCNF オーバーホール
アメリカ平行のフェラーリ308
調子が悪くまともに走行できないとのことで、遠方より、キャブレターのみお送りいただきました。
各部チェックしながら、バラします。
ポンプジェットが横方向にも噴射されています。
吐出状態が良くないようです。
スロットルバルブに隙間があるので新品に交換します。
スロットルバタフライ取り付けボルトは”カシメ”られているので、ボルトを外すとシャフトにバリが出ます。
そのままではシャフト取り外し時にボディーに傷をつけてしまうので、バリを綺麗に取り除いてから、シャフトを抜きます。
バラしました。
ポンプジェットは製造時から?の亀裂、穴、がありました。
このシリンダーだけ燃料が多く、”カブリ”ぎみだったと推測します。
穴が詰まっているジェットもありました。
アイドルジェットは、45と55がバラバラに入っていました。
フロートの状態(穴あき)や、ボディーの各通路、取り付け面、等に異常が無いかチェックします。
ベアリングが異常に強く締められており、
シャフトの状態が良くなかったこともあり、オーバーホールキット、ベアリング、スロットルシャフト、ポンプジェット、
スロットルバルブバタフライプレート等を交換します。
新品のポンプジェットが到着。
スロットルバタフライプレート。
細かい部品も洗浄します。
洗浄後、組みつけていきます。
スロットルバルブ新品交換。
隙間も完璧です。
フロートレベルも基準値に調整。
すべて元通りに組み付けて、加速ポンプ、その他、各部の動作チェックをして完成。