1958年式 メルセデスベンツ 190SL 純正 SOLEX キャブレター オーバーホール Mercedes-Benz
190SL純正SOLEXキャブレターオーバーホールのご依頼。
他店で修理したが燃料漏れが直らないとのこと。
早速各部チェックしながらバラしていきます。
純正キャブレターなので、普段見慣れているレーシングキャブレターとは異なり、色々な機構が付いています。
スロットルバルブは、プライマリ、セカンダリ、に別れており、セカンダリスロットルバルブは負圧で開くようになっています。
チョークバルブは、プライマリ側のみについています。
スロットルバルブシャフト部は摩耗によりガタガタ、スロットルバルブも摩耗によりガタガタの状態。相当な2次エアーを吸っていたと思われます。
プライマリスロットルバルブは13度。
摩耗している為、新品に交換します。
セカンダリスロットルバルブは17度。
こちらも摩耗している為、新品に交換します。
スロットルバルブシャフトシールも摩耗により破損しています。
加速ポンプ部も、歪や切削バイトの跡?があり平面が出ていないようです。
これでは新品のパッキンを組み付けてもガソリンが漏れてしまいそうです。研磨をして面をきれいにします。
加速ポンプノズルも状態が良くないようです。
バラしていきます。
完全分解後洗浄します。
集中して組み上げていた為、後半は画像なし。
0.1mmオーバーサイズのスロットルシャフトを使用して、必要な個所に各部加工を施してオーバーホール完了。