ランドクルーザー 100 貨物化 1ナンバー登録 構造変更 AHC 2インチリフトアップ UZJ100W
ランドクルーザー100(UZJ100Wガソリンエンジン車)を1ナンバー(貨物車)登録しました。
排気量4,700cc
春の自動車税は、
ノーマル時の3ナンバーの時は 101,200円/年 ですが、
貨物1ナンバーに変更すると 17,600円/年 になります(乗車定員5人の場合)。
車検時の重量税も18,900円/年に。(貨物車になったので車検は1年ごとになります)
同時に車高も約2インチアップ。
今回の車両はGセレクション、AHC(ポンプで加圧したAHCフルードによりショックアブソーバを伸縮させて車高を上下させることができる機構)が付いています。
今回は、車高を検知している前後3カ所のAHC車高センサーのゼロ位置をずらして車高をアップします。
車両は2インチアップ状態になっていますが、車高センサーは「現在の車高はノーマル位置だよ」との信号を出すようにセンサー位置をずらします(センサーの調整範囲を超える為、加工が必要)。
更に、このままでは油圧のみで車高を上げている状態の為、トーションバースプリングのテンションが少なく、AHCフルードの油圧が高くなりすぎ各部に負担がかかります。油圧がノーマル車高時のメーカー基準値内に収まる様にトーションバースプリングを調整します。(許容範囲は結構狭くシビアです)
トーションバースプリングを締め上げると油圧は下がり、緩めると油圧は上がります。
(アフターメーカーのAHCコントローラーのみで車高を上げる場合もあるようですが、AHC車両のトーションバースプリングはAHCフルードの油圧を決定づける重要な役目をしています。「トーションバースプリングを調整してAHCフルードの圧力をメーカー基準値範囲内に入れる」これが重要です)
(※)車高だけでなく、オーバーフェンダーを装着してワイドトレッド化した車両も、ロアアームのレバー比が変化している為、AHCフルードの油圧系に負担がかかっています。上記と同様に油圧がメーカー基準値内に収まる様にトーションバースプリングの再調整をお勧めいたします。
テスターにて数値を確認しながらトーションバースプリングを調整していきます。
(車高は変わらずAHCフルードの油圧が変化します。AHC車両のトーションバースプリングは非常に細く、車高(車重)を保持するほどの力は有りません。これは、Loボタンで車高が下がることからもご理解いただけると思います)
AHCは生かしてあるので2インチアップの今の状態からAHCスイッチにて車高の上下が可能です(上げる場合はアームの角度がかなりキツクなるのでお勧めしません)
ブッシュのネジレを解消する為、各アームのブッシュも1G状態で締め直します。
必要に応じて、フロントデフドロップ、ショックアブソーバの延長、も考慮します。