フィアット500 1.4 気になる箇所各部チェック

平成21年式
1.4ラウンジSS
走行160,900キロ
各部点検のご依頼。

オートエアコンの吹き出し口の切り替えができない。
主に奥さまが毎日ご使用とのことで、足元が寒くて寒くて・・・。とのこと。
診断機にてチェックするとフォルトコードが残っていました。

あと付けと思われる配線が可動部に絡んでいる様です。

フィアット500エアコン吹き出し口

モーター自体は生きていましたが、信号が来ていない為、お待ちいただいている間での故障個所の断定及び修理は難しい状況でした。
これから更に寒くなってくる為、とりあえずモーター部をバラして、直接モーターを回転させ、足元とフロントガラスに温風が出るように応急処置。
ご主人がメカに詳しく器用な方でしたので構造をご理解いただき、あとは季節ごとに吹き出し口の変更は手動でご主人に託すことに。

フィアット500エアコン吹き出し口

また、中古車として購入後タイミングベルトの交換履歴も不明ということで、カバーを開けてチェック。
タイミングベルトの状態は、劣化はしている様ですが、大至急交換が必要という程では無さそうなので、定期的に様子を見ることに。(距離も距離なのであとどれくらい乗り続けるか、とのことで)
(「これは今すぐ交換しないと危険ですよ」と、言ってしまうことも可能なのですが、もっと酷い状態のタイミングベルトを何台も見ているので、事実をお伝えしています)

また、冷却水の臭いがするとのことでしたが、室内で漏れが有りました。
これもご主人が随時チェックするとのことで、今回修理は見送り。

その他、デュアロジックの状態も一通り点検して終了。

遠方よりお越しいただきありがとうございました。

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